設定¶
STATIC_ROOT¶
Default: | '' (空の文字列) |
---|
collectstatic を使うときに、静的コンテンツを置いているディレクトリへの絶対パスを指定します。
例: "/home/example.com/static/"
collectstatic の管理コマンドを使って、静的ファイルを集めた時、STATIC_URL_で指定したURLで配信されることになります。
これは collectstatic を使うのに 必須 です。STATICFILES_STORAGE_を上書きしない限り、独自のストレージバックエンドが使われます。
Warning
これはバージョン管理で静的ファイルをずっと置いておくための場所ではありません。STATICFILES_FINDERS_で見つけられたディレクトリでそうするべきです。(アプリケーション毎の 'static' サブディレクトリと、STATICFILES_DIRS_で設定したディレクトリがデフォルトで) この場所にあるファイルはSTATIC_ROOT_に集められます。
STATIC_URL_も確認して下さい。
STATIC_URL¶
Default: | None |
---|
開発モード(DEBUG = True の時)で、 runserver を使った時に STATIC_ROOT から配信されたファイルを処理するためのURLを指定します。
Example: "/site_media/static/" or "http://static.example.com/"
値を空白にしない場合はスラッシュを最後にしなければいけません。
STATIC_ROOT_も確認して下さい。
STATICFILES_DIRS¶
Default: | [] |
---|
この設定は FileSystemFinder ファインダが有効化されるか collectstatic か findstatic の管理コマンドを使うか、
これは、ファイルディレクトリのフルパスの文字列をリストかタプルとして設定してください。例として
STATICFILES_DIRS = (
"/home/special.polls.com/polls/static",
"/home/polls.com/polls/static",
"/opt/webfiles/common",
)
プレフィックス(オプション)¶
新たな名前空間でファイルを置く場合、 (prefix, path) のようにタプルでプリフィックス指定してください。例として
STATICFILES_DIRS = (
# ...
("downloads", "/opt/webfiles/stats"),
)
例:
STATIC_URL_に '/static/' と設定しているものとすると、 collectstatic 管理コマンドはSTATIC_ROOT_のサブディレクトリ 'downloads' にある静的ファイルを集めるでしょう。
テンプレートで '/static/downloads/polls_20101022.tar.gz' とすると、ローカルファイルの '/opt/webfiles/stats/polls_20101022.tar.gz' を参照するようになります。例として
<a href="{{ STATIC_URL }}downloads/polls_20101022.tar.gz">
STATICFILES_EXCLUDED_APPS¶
Default: | [] |
---|
静的ファイルを探索する時に無視するアプリケーションのパスを順番に指定します。
STATICFILES_EXCLUDED_APPS = (
'annoying.app',
'old.company.app',
)
STATICFILES_STORAGE¶
Default: | 'staticfiles.storage.StaticFileStorage' |
---|
collectstatic 管理コマンドで静的ファイルを集めるときに使うファイルストレージエンジンです。
STATICFILES_FINDERS¶
Default: | ('staticfiles.finders.FileSystemFinder', 'staticfiles.finders.AppDirectoriesFinder') |
---|
様々な場所にある静的ファイルをどのように探索するかを処理するファインダバックエンドのリストです。
デフォルトでSTATICFILES_DIRS_で設定した場所(staticfiles.finders.FileSystemFinder を使って) と、個々のアプリケーション内の static サブディレクトリ内(staticfiles.finders.AppDirectoriesFinder を使って)に置かれているファイルを探します。
デフォルトで staticfiles.finders.DefaultStorageFinder は無効化されています。 STATICFILES_FINDERS_に設定を追加する場合、 DEFAULT_FILE_STORAGE の設定で指定されたデフォルトのファイルストレージ内の静的ファイルを探します。
Note
AppDirectoriesFinder ファインダを使う時は、staticfilesによって確実に見つけることができます。サイトの INSTALLED_APPS の設定にアプリケーションを追加するのは簡単です。
静的ファイルのファインダは現在非公開で、ドキュメント化されていません。
古い ‘media’ ディレクトリのファインダ(オプション)¶
staticfiles を使っていないDjangoプロジェクトのアップグレードの負担を軽減するために、オプションの staticfiles.finders.LegacyAppDirectoriesFinder ファインダーバックエンドは django-staticfiles の一部として追加されました。 STATICFILES_FINDERS に設定を追加した時に、 INSTALLED_APPS にあるアプリケーションの media を使うために staticfiles を staticfiles.finders.AppDirectoriesFinder と同じように有効にして下さい。
これは、サードパーティのアプリケーションが media の代わりに static ディレクトリを使うように切り替えられていない場合は特に有効です。 static と media の両方を使う場合、STATICFILES_FINDERS_に staticfiles.finders.AppDirectoriesFinder を入れるのも忘れないで下さい。